一応警告するけどネタばれ注意!
ここの人にとってはどうでもいいと思うんだけどね。
ていうかシューター部の備忘録でこんなこと書いてスンマセン。
今回のお話の舞台、クロスベル自治区は前回のリベール王国に比べるまでもなく、小さい。
そのため従来多くのRPG的な全国徒然旅日記、という手法はとれない。
物語は世界の片隅の田舎町ではなく、クロスベル自治区の中心のクロスベル市のど真ん中、中央広場から始まる。
RPGと言えば未知の大地や秘境を探検するようなイメージがあるけど、そういうのは今回一切ない。
その代わりに、クロスベル市には幾重もの見えない楔があり、一見容易に解決できるはずの問題やあるべきではない不条理がそこらへんに転がっている。
それらを解き明かし解決し、都市の未知の、闇の部分を照らしていくと言うのが今回の冒険になるのかな。
さてはて、態々ネタばれを宣言して尚、こんな事の説明に行間を割いたのは他でもない。
今回のお話のシメがこれを全部台無しにしてしまったからである。
やや性急な嫌いはあったかもしれないけど、概ね第4章までのお話はまぁ面白かった。
インターミッションなんて謎の少女キーアの魅力と、その一方でキーアの謎をいい感じにアピールできたんじゃないかと思う。
が。
4章以降になって、雲行きが怪しくなってきた。
謎の混乱と都市全土を巻き込んだ危機的状況、そういう演出は悪くなかった。
でも、今回の最後はあんまりにもお粗末に過ぎる。
要するに歴史ある狂気的宗教団体の最後の一人が暴走した結果、今回の事件が起こった。
たったそれだけの事だ。
勿論今回も黒幕がいて、見事に影も形も見せず裏で糸を引いていただろうと言う想定はつく。
だけど今回の事件はたった一人の能力にしては余りに大規模に過ぎ、また行動限界も超えている。
それだけならいい。
何も良くないけどいい。
一番気に食わないのは、この粗末なただの一個人が、デウスエクスマキナとなって都市の大問題を一掃してしまった事だ。
いわばたった一錠の劇薬が、ただ一度の服用で末期的な持病を治してしまったと言うものだ。
まかりなりにも一自治区、政治の歪みを生み出すだけの人物・状況がこんな瑣末事で舞台を退場するのは余りにも不自然だ。
また、兎にも角にも問題が解決されてしまった結果、主人公たちの当初掲げていた大テーマ、『壁を乗り越える』の現実象徴だったこの都市の歪みがなくなってしまい、同時に複雑な政情の関係で生み出された特務支援課の存在基盤もなくなってしまった。
今暫くは今回の功績と警察組織・都市治安の現状回復、課長の立ち回りによって持つかもしれないが…。
これの何が問題かって、都市の問題と特務支援課がなくなれば、端的に言えば2の存在が危ういのだ。
今挙げた諸不満、挙げなかった諸不満は、極論これを補完する2が出さえすれば解決可能ではあるのだ。
だが今回、物語は実に中途半端な敵によって解決を迎えてしまった。
1終了時点で2の予告を飛ばした空の軌跡と違って、今回の零の軌跡は完結、と言われればそこで終わるしかない。
折角魅力的に描いたキーアの存在も、物語初めからの主人公の因縁だった兄の死も、何故か電車の夢に見た終わりの光景も、キーアが何故主人公を呼んだのかも、全部全部放り出されて、おめおめと下がれるわけがない。
だが都市の問題が解決し、物語の大テーマをやり遂げてしまった以上、2を出すというのはその行為自体が矛盾を孕みかねない。
結局、零の軌跡とはなんだったのか。
様々な謎、表題の意味さえ分からないままに、物語の舞台を片付けてしまったのが今回のお話に対する俺の最大の不満だ。
…まさか空の軌跡を零(終わり)にして、また新たな物語の前日談、2つの物語の零地点としての零の軌跡、ではあるまいな…。
今回前作主人公ズ出張りすぎだったしなぁ…。
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